筋肉の種類とタイプとは

人間の筋肉は構造の違いから3種類があります。

また、速筋と遅筋という筋線維があり、両者の比率は生まれながらにして決まっています。

これらの特徴を知り、体内でおこっている働きを意識することが筋トレを効果的に行う上で重要です。

今回は筋肉の種類とタイプについてお伝えします!

全身の筋肉には赤と白がある

筋肉はその構造と違いから3種類に分類されています。

骨格を動かしたり支えたりする骨格筋、心臓の壁を作っている心筋、そして内蔵器官の運動をつかさどる内蔵筋です。

一般的に筋肉というと骨格筋をさすことが多く、筋トレで鍛えるのも骨格筋です。

筋肉は主に細胞筋(筋線維ともいう)で構成され、肉眼で赤く見える赤筋と白っぽく見える白筋があります。

白筋は速筋ともいい、瞬発力とスピードに優れているのが特徴で、赤筋は遅筋といい持久力に優れています。

一般的に短距離のスプリンターは白筋が多く、長距離ランナーは赤筋が多いといわれ、人間はどちらかのタイプに分けられます。

両者の比率は生まれながらにして決まっていて、そのあとも大きく変わることはありませんが、筋トレで重点的に鍛えて筋肉を強化すればどちらの筋肉の能力も確実に引き上げることができます。

速筋と遅筋のトレーニング方法

速筋と遅筋ではトレーニング方法が異なります。

速筋の場合、筋トレをはじめとする無酸素運動が代表的で、遅筋はジョギングや水泳などの有酸素運動が適しています。

どちらを鍛えるにしても速筋と遅筋の特徴をつかんだうえでトレーニングすることが大事です。


バランスよく全身の筋肉を鍛える

人間には600以上の筋肉があるといわれています。

そのすべてを鍛えるのは難しいですが、大胸筋や腹筋などの大きな筋肉は筋トレの成果が出やすい筋肉です。

ここでは、主な筋肉を把握して筋トレに生かしていきましょう。

出典:BODYMAKER

大胸筋(だいきょうきん)
重いものを持ち上げるときに活躍する筋肉で厚くたくましい胸板を作る。
ここを鍛えることでTシャツの似合う体になる。

上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)
ヒジを肩の高さで真横に伸ばして曲げると、ぷくっと盛り上がる。
適度な筋肉をつけることで健康的なイメージになる。

腹斜筋(ふくしゃきん)
腹直筋の動きを助け、側屈やひねりの動作の時に機能する。
腹直筋とともに鍛えるとさらに引き締まったおなかになる。

腹直筋(腹直筋)
腹に力を入れたときにパキッと割れる。
シックスパックと呼ばれ、すっきりとしたお腹をつくる。

大腿四頭筋(だいたいしとうきん)
股関節の屈曲時と膝関節の伸展時に大きな力を発揮する。
ランニングなどを長く行うのに役立つ。

内転筋(ないてんきん)
正しい姿勢をキープする際、この筋肉に力を入れる。
日常の動作ではあまり使われない。

僧帽筋(そうぼうきん)
首を支え、肩甲骨を安定させる役割を持つ。
この筋肉にストレスがかかると肩こりの原因となる。

三角筋(さんかくきん)
腕を外側に向けて上げたり、前方、後方に上げたとき働く。
よく逆三角形といわれる体型のポイントとなる。

上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)
上腕二頭筋と拮抗的な働きをする。
転んだとき反射的に地面に手をつく受け身にも働く。
鍛えておくとケガの予防になる。

大臀筋(だいでんきん)
腹直筋と協力して骨盤の位置を安定させる。
大臀筋が衰えると、ヒップが垂れ下がったり、背中が丸まった姿勢になる。

広背筋(こうはいきん)
水泳のプル、カヌーのパドリングなどはこの筋肉の強さが必要。
ここを鍛えることで、美しい姿勢を保つことができる。

ハムストリングス(はむすとりんぐす)
スクワットのときに大腿の裏で隆起する筋肉。
鍛えることで綺麗なヒップラインをつくる。

下腿三頭筋(かたいさんとうきん)
拝復筋とともにつま先を伸ばす動きをする。
持久力に優れており、走ったり、飛び跳ねたりする動作で働く。

まとめ

今回の記事では、筋肉には構造の違いから3種類あること、筋線維には速筋と遅筋とがあり、それぞれトレーニング方法が異なることをお伝えしました。

筋肉の特徴をつかんで効果的な筋トレを行いましょう!

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ossan-kik

ossan-kik

173cm 63kg 体脂肪率15% 筋トレ歴25年のアラフィフサラリーマンです。 筋トレの効果を最大限にするための情報を発信しています。